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恵の丘長崎原爆ホーム(別館)

令和6年度 行事の様子

慰霊祭(8月15日)
連日の酷暑の中で迎えるお盆。カトリック施設でもある当ホームでも、昨年8月~今年7月末までにホーム入所中にお亡くなりになった31名の利用者さまの供養のため慰霊祭を開催しました。特に今年は3年ぶりに精霊船を作成し、長崎伝統の精霊流しの形式で行ないました。3年ぶりの精霊船はホームの営繕担当が立派な屋根を取りつけて土台を作成、利用者さまが手工芸などで作成した折り鶴や紙の花飾りを職員が精霊船に装飾し完成させました。13日から玄関ロビーに移動し、船の側面や後方に掲示された故人の写真に手を合わせに多くの利用者さまがお越し下さいました。献花をされたり、中にはお菓子を供えられたりした方もいらっしゃいました。15日はホーム内をゆっくりと、そして賑やかに船を曳き、廊下や食堂前のスペースで利用者さまが見送っていらっしゃいました。久しぶりに精霊船を見たと話される利用者さまは大変感激し、ある方は涙を流し、ある方は私もこうやって賑やかに流してほしい、とお願いされた方もいらっしゃいました。長崎で生まれ生活してきた皆さまにとって、精霊流しは特別な行事であることを改めて実感した一日となりました。
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