本文へ移動

本館 語り部

被爆体験記「青空」 松枝 操

松枝 操 (当時27歳) 2.5km 
「戦争はやめてほしい」
 私は当時、三菱電機で300人ほどの従業員を指導する仕事をしていました。8月9日、広島に落ちた原爆が長崎にもきていると噂が立ち、同じ敷地内にある防空壕に入っていました。その時、戦闘機が来て、原爆が落とされました。幸い怪我はなく、夕方まで防空豪に隠れていました。その後、疎開していた長与の家まで歩いて帰りました。あたり一面が焼け野原で、めちゃくちゃの状態でした。浦上川には死体がゴロゴロと転がっていました。
 歩いて家まで帰ると、家族は全員無事で迎えてくれました。自分は助かりましたが、あたり一面めちゃくちゃな状態でした。一発で多くの人が吹き飛んで死んでしまう核兵器は人類としてやめて欲しいと心から思います。核兵器を使っていいことがあるのか。あの様な恐ろしい物を作るのは普通じゃないと思います。核兵器を使う戦争は、もう二度とやめてほしいです。(聞き取り:山口めぐみ)

社会福祉法人純心聖母会
〒852-8142
長崎市三ツ山町139番地2
TEL:095-846-0105
FAX:095-846-0135

TOPへ戻る